お掃除おばさんになってよかった
2003年6月11日今日は今の仕事に誇りを持った事を書こうと思う。始めはお掃除なんて年寄りがやる仕事(若い人が頑張っているよね)主婦なら誰でも出来ると思い上がりがあった。娘にも掃除おばさんをやったらはずかしかと聞いたりもした。本当は自分が一番恥ずかしかったのかも知れない。でも病院で仕事がしたかった私は病院の清掃の仕事を見つけ義父がいつも入院する某大学病院なのと、そこが始めて清掃をやるとの事で一期生なのが良かった。仕事を始めて2ヶ月ぐらいして病棟の婦長さんから新人のナースを紹介してもらった。その時婦長さんが私が清潔に掃除をしてくれるからわれわれナースは治療に専念できるんだよと紹介してくれた。私は9階の個室17個専任だから患者さんとも顔見知りにもなる。婦長さんにみとめて貰っている事がうれしかった。それからは、掃除をするのも明るく楽しく、患者さんに接する用にした。Aさんが入院して来たAさんは余命1ヶ月との事(その時は知らなかった。)私は、患者さんの病気は知らないので毎日その部屋に行って他愛の無い話を奥さんや患者さんとしていた。皆で笑って外泊で奥さんの手料理の事や家のことなど話して、早く家に帰る様に励ましていました。でも結局エンゼル退院(死亡)でした。初めて直面した患者さんの死私はとても悲しかった。何日か経って奥さんが病院に挨拶にいらして初めて余命の事を知っていて隠し通していた辛い気持ちを知り私が掃除に部屋に行き他愛も無い話をしている時だけは、皆楽しい時間を過ごす事が出来たと喜んでくれた。私は何時も通りしてたのが良かったのだと婦長さんにも言われた。こんな事が遭ってから私にも人の役に立てたんだと思い、この仕事が私に合っているんだと改めて思いました。それ以来自分からお掃除おばさんと名乗っています。娘にこの話をした時から恥ずかしくないよと認めて貰えました。これからも色々な話書きます。
コメント