頑張りやのSさん

2003年6月14日
4年ぐらい前の今頃に脳梗塞で入院してきたSさんと久しぶりに昨日会いました。入院時には機械が沢山付いていて意識も無くあぶなかったみたい。でも意識が戻りだんだんと良くなっていくうちに色々と話してくれた。右半身に後遺症が残ったが話は大丈夫のようだ。旦那さんと中国に行ったことやボランティアで手話をやっていた事。私も手話をやっていたので話がはずんだ。初めは娘さんに食べさせてもらっていたけど頑張りやのSさんは左手でものが食べれる様に成ってきた。それからは、リハビリもやるようになって来たが思うように行かないとイライラしていた時私が「9階に来た時の事を思いだせば、今のほうが全然良いよ。だから焦らないでね」と言ったら「そんなに悪かったンダよね
、今は極楽だよね」と明るく笑ってくれた。それから大部屋に移りリハビリに励んでいた旦那さんも毎日お見舞いに来ていた。自宅をバリアフリーにしてから車椅子で退院して行った。
それから度々外来で会うようになった。
右手の握力をつけているみたいだ。昨日1年振りに病院の公園で車椅子を足で押しているSさんと旦那さんを見かけた。
私が声を掛けるとSさんが嬉しそうにわたしの手を右手で握りながら「久しぶり、今歩く練習しているのよ、この間家族でモデルハウス見に行ったのねその時好奇心旺盛な私2階が見たくて手すりに掴りながら昇ったの。そしたら3階も見たくてまた行ってしまった。そこまでは良かったけど帰りの事まで考えて無かったのね。降りるときは大変皆に迷惑かけた。」(笑)
あんなに大変な病気になっても明るく夫婦仲良く居られるなんて素敵だなぁ・・・私の家はどうだろうか(考)私もSさんに負けずにお仕事頑張ろう・・・。


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