安らかにFさん

今日仕事に行ったら霊安室が開いていたので、もしかしたら・・・と思いながら9階に行ったらFさんの部屋の前に葬儀屋さんが白衣を着て待った居ました。クラークさんに「Fさん何時亡くなったの」と聞いたら「今朝9時30分頃」との事。私は婦長に断わって最後のお別れを一緒にさせて貰う頃にしました。お母さんがゴミをいっぱい持って部屋から出てきたのですかさずそのゴミを取って今朝のこと聞いた。
「ドクターに診察して貰ってるとき静かに息を引き取ったの。マリちゃんにありがとうと言った日おかあさんありがとう。と言ったのが最後の言葉だったけど、手足のむくみも取れたしお腹も少し小さくなったから良かった。それにこれから解剖して悪いところ先生にとってもらうので楽に歩いて向こうに行けると思うの。あの子がきっと望んでる事だから。こちらから解剖の事言おうと思ったら先生から言われたか即座にお願いしたんだ。これで少しでも患者さんが良くなればあの子も喜んでくれるはず。」
廊下でこんな話していたら何だか私涙がこみ上げて来た。土曜日竹内まりやのことやkinkiのこと話したとき久しぶりに絵顔を見たのが最後だったがお母さんもそうだったらしい。
あの時のFちゃんの言葉や声が忘れられない。
でもあまりFちゃんのことばかり思っていてもいけない気がしてきた。これからFさんとの3ヶ月間のこと忘れないで命の尊さや、頑張る気持ちを他の患者さんにも分けて行きたいと思う。
ママさんも今危険な状態なので今度はママに頑張って貰いたいと思います。わたしの日記読んでFさん頑張れと応援してくれた人きっといると思うのでFさんに代わり（ありがとう）と言いたい気持ちです。私は明日も何も無かったかのようにきっと掃除にあの部屋に入ると思います。そうしないと悲しくてやりきれないから・・・